オーナー体験談 - 生徒さんの声 -
ドッグチューターまつやまでの犬の訓練やしつけを飼い主様の体験談としてご紹介しております
木村由理さん&ビビオ・ライラ|鈴木典子さん&アンディー|山本さん&太朗 |
オーナー 渡辺真子さん & ケイト
犬の服従訓練を始めたのは、アジリティ−がしたくてボーダー・コリーのジュリアを家族として迎え入れたときからでした。
アジリティーに比べて服従は競技会でも地味に見え、最初はうちはほとんど興味がありませんでした。
ジュリアは何でも器用にこなす子だったので、「それならばトレーニング・チャンピオンのタイトルも夢ではないぞ!」と訓練競技会に出るようになりました。
しかし、いざ訓練競技会に出てみると愕然としてしまった。
まともに訓練競技会を見たのははじめてなのだが、いくらジュリアが良くできる犬だと言っても、とてもこのようなレベルではない・・
アジリティーは遊び、訓練は勉強というイメージだったのに、ここにきている犬たちはとてもイキイキとしていて、ハンドラーの顔を常にジッと見つめていて、いつでも号令をかけて下さい、と言わんばかりだ。
ジュリアは私の号令には従うが、ほとんど全くと言ってもいいくらい私の顔を見ない。
どうして?どうやったらあんな風になるの?
つまらなさそうに号令に従い科目をこなしてる犬と、早く号令をかけて!と指示をジッと待つ楽しそうな犬、どうせなら服従だって楽しくやりたい、愛犬とともに楽しみたい。
『ジュリアが子供を産んだら、その子とは絶対に服従訓練を楽しむんだ!』
そしてジュリアの子、ケイトが生まれた。
そして犬の訓練士の松山先生と出会ったのでした。
この先生に付いて行けばケイトは楽しそうに私の顔を見ながら服従してくれるだろうか?
週に一度の服従訓練、その都度宿題、課題を与えられ、次回までにやってくる。
回を重ねる毎にケイトが成長していくのがわかった、勉強と言うよりは遊びの延長のような感じだ。
ダメなときは厳しく接し、良いときには思いっきり褒めてやる。
気がつけばケイトは私の左側で常に私の顔を見ていて、次の指示を待っていた。
あ、これっ!これよ、私が憧れていた脚側。
歩いているときも私の左足に顔をぴったりとくっつけている。
そして指示を待っているときのケイトの顔は目を輝かせ楽しんでいるようだ、同胎のライラといつも一緒に訓練を受けているが、同じタイプに見えるのに、ライラとケイトは松山先生から見れば違うタイプなのだ。
同じ失敗をしても注意する点は異なる。
「ほほぉ〜、こんなの素人じゃわからないわ・・・」
でも共通して言えるのは打てば響く、やれば出来ると言うことだろう。
ケイトが松山先生に教わりはじめてもうすぐ四年、途中私の都合で訓練を長期休むことがあったが、グランド・トレーニング・チャンピオンまであと一歩というところまで来た。
トレーニング・チャンピオンを取得するまでは、主に家庭犬中等科(CD2)に出ることが多かったが、その後松山先生の勧めもあって、プロの方も出る服従作業中等科に出ることが多くなった。
家庭犬中等科では理事長賞は逃がしたもののそれなりの成績だったケイトが服従作業中等科で実力を発揮することになる。
ほぼ毎回表彰台に上がり、一席になることも多くなった。
またしても驚きだった、そしてそれが私の自信ともなった。
心掛けている事は、『服従訓練は楽しむべきもの』で、『愛犬も楽しんでいなければならない』『良い成績ばかりを望んではならない』『過程が出来ていれば結果はおのずとついてくる』ということ。
未だに訓練競技会に出るときは緊張する、でも私の隣には常に私の顔を信頼しきった眼差しで見ているケイトがいる、ひとりじゃないんだ。
これからも今までケイトとやってきた事に自信をもって挑んでいきたいと思います。
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